トリブチルホスフィン CAS 998-40-3 TBP
化学名: トリブチルホスフィン
同義名:TBUP;
トリブチルホスフィン;
CASいいえ:998-40-3
分子式:C12H27P
外観:無色の液体
分子量:202.32
EINECS いいえ:213-651-2
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構造式:
製品説明:
アイテム |
仕様 |
外観 |
無色の液体 |
純度、% |
97.0MIN |
トリブチルホスフィン異性体、% |
0.10MAX |
トリブチルホスフィンオキシド、% |
2.0MAX |
プロパティと 使用法:
トリブチルホスフィン (TBP) は重要な有機ホスフィン配位子です。その分子構造により、有機合成や触媒反応において極めて高い反応性と選択性を発揮します。
有機合成分野における応用:
強力な還元剤:トリブチルホスフィンは、有機合成において強力な還元剤としてよく使用され、タンパク質中のジスルフィド結合を還元・開裂させたり、カルボニル基やエポキシ基などを還元したりして、反応効率を向上させることができます。
高効率触媒:有機ホスフィン配位子の中でも、トリブチルホスフィンは優れた触媒性能により、オレフィン重合、ジベンジルアルコールのカルボニル化、ポリブタジエンのアミノメチル化などの触媒反応によく使用されます。不飽和ステロイドの選択的水素化触媒も、その関与から切り離すことはできません。
石油化学分野での応用:
均一系触媒: 石油化学製品の製造で一般的に使用される均一系触媒の主な配位子として、トリブチルホスフィンは触媒反応の速度と選択性を向上させる上で重要な役割を果たします。
界面活性剤と相間移動触媒
トリブチルホスフィンは、さまざまな界面活性剤や相間移動触媒の反応出発物質としても使用できます。
金属抽出剤として広く使用されています。
原子力産業: トリブチルホスフィンは、有機溶媒や金属イオンの抽出に広く使用されており、特に原子力産業では、高い効率と選択性でウランとプルトニウムの抽出に使用されています。
難燃剤
材料への応用: トリブチルホスフィンは、プラスチック、ゴム、コーティングなどの材料の難燃剤としても使用でき、材料の耐火性を向上させ、安全性を高めます。
汎用性: 触媒、還元剤、抽出剤、難燃剤など、さまざまな機能性材料の重要な成分として、幅広い応用可能性を秘めています。
製品の詳細と注文情報については、fscichem までお問い合わせください。
保管条件: 涼しく換気の良い倉庫に保管し、火気や熱源から遠ざけ、酸化剤、酸素、食用化学物質とは別に保管し、混ぜないでください。
梱包: この製品は5kg、10kg、50kgのシリンダーに梱包されています